たぶんモテる!いまから始める大人な趣味

日本の伝統芸能

粋な大人の趣味として「歌舞伎」も外せないところです。それこそ歴史を重んじるならやはり歌舞伎です。こうした歌舞伎鑑賞のような趣味は何となくモテそうな気がしませんか?


普段、歌舞伎に接したことがない人は、あらかじめある程度の基礎知識を学んでおいた方がいいでしょう。そもそも歌舞伎には「型」と呼ばれるものが存在していて、代々の役者が時代と共に洗練させてきた知恵だと言えます。


これは、演出者のいない歌舞伎で演出の役割をしています。江戸の彼方に去ってしまった初演の人達の演出を代々の役者が「型」として残しているわけです。ただし、「型」に組み込まれるわけではなく、演じる役者によって、これが同じ芝居かと思うほどに変わるから面白いのです。


全く同じ芝居を、同じ型で演じていても違う感動が得られる点が歌舞伎の素晴らしさでもあるのです。


さて、実際の観劇ですが、初心者にお勧めなのは「シネマ歌舞伎」です。歌舞伎の魅力をわかりやすく身近に感じてもらいたいという思いから、2005年の「野田版 鼠小僧」より松竹が公開を始めたものです。これなら映画館の大スクリーンで歌舞伎の鑑賞ができるのです。


高精細な映像ですし、圧倒的な臨場感は本物以上の部分もあります。また、選りすぐりの演目なので、歌舞伎の初心者でも楽しめます。


費用的にも安いので、まず経験を、というなら絶対お勧めの鑑賞スタイルです。生の歌舞伎だと3~4演目の長丁場になることもありますが、シネマ歌舞伎ならは1~2演目で2時間程度の上映時間です。「通」ぶらずに、二人でこれから歌舞伎を楽しもうと誘うのもいいでしょう。